ひとつひとつに思いを込めて
スクールユニの体操服は、
国内、海外あわせて数カ所の工場で作っています。
「体操服」「体操着」「体育着」「スポーツウェア」・・・
呼び名は色々あるけれど、学校の体育の授業で着るものに変わりはありません。
今回は国内基幹工場の愛媛河合株式会社を紹介します。
愛媛河合株式会社(略:愛媛河合)があるのは、名前の通り四国の愛媛県。
その愛媛県の県南、南予地方の宇和島市です。
宇和島市は海と山とみかんの町。
最近ではじゃがいものだんだん畑に写真を撮りにたくさんの観光客が訪れるそうです。
リアス式海岸の宇和島市は養殖真珠の一大産地としても有名です。
天然のミネラルが豊富な海ということですね。
透明度の高い海は透き通ったエメラルドグリーン。
写真をお見せできないのが残念です・・・。
食べ物もとても美味しく、「じゃこ天」は漁業の町ならでは!
それから忘れてはならない、闘牛!
年に数回開催される闘牛大会では大迫力の牛同士の熱い戦いを見ることができます。
そんな魅力たっぷりな宇和島市にある愛媛河合。
約70名の従業員でスクールユニのジャージ、シャツ、ハーフパンツなどの体操服を始め、
吹奏楽や鼓笛隊の衣装もこちらの工場で縫製しています。
工場の中をのぞいてみましょう。
たくさんのミシンが並んでいます。
ごちゃごちゃして見えますが、実はその日縫うアイテムにあわせてレイアウト変更を行い
よりスムーズに作業が進むよう並んでいます。
CADをつかって体操服のパターン(型)の作成や特注サイズなどの細かいサイズオーダーの入力を行います。
次にロール状になっている生地を広げて、CADシステムを使用し自動裁断していきます。昔は紙や木型のパターンを使って手で裁断していましたが、今では機械で裁断するパーツが多くなりました。衿や袖口のリブなど、部分的に人が裁断するパーツもあります。
裁断が終わったら、ついにミシンの登場。縫製フロアに移動します。
愛媛河合ではTシャツ類、ポロシャツ類、ジャージ類、ハーフパンツ類などアイテムに合わせてチーム組みし各フロアで作業しています。こちらはTシャツチームです。白い生地が多いので汚れがつかないよう注意しながら進めています。
ハーフパンツチームではポケットを機械が指定の形に折って縫ってくれる「ポケットセッター」を使用しています。これでかなり時間短縮され生産性もアップしました。
たくさんのオペレーターが体操服を縫っていますが、入社当時はまったくミシンをさわったことのない人もいます。愛媛河合では経験豊富な先輩オペレーターが新人さんをていねいに指導し、1日でも早く、少しでも多くの工程を担当できるよう協力しながら、いつでも良質な体操服がお届けできるよう技術継承もかかしません。
全国的に見ても減少傾向にある縫製工場。愛媛河合は日本国内の数少ない体操服縫製工場としてこれからもスクールユニの体操服を作り続けます。みなさんのお手元に届く体操服が、スクールライフで活躍しますように。